ブログ BLOG

鼓膜観察用の内視鏡の使い方

こんにちは
静岡市駿河区にある耳鼻咽喉科・皮膚科・小児科ほんまファミリークリニックです。

鼓膜の観察は診察の際に大切ですので耳鼻咽喉科でも小児科でも耳を見ることは多いと思います。
耳の穴が見やすい人の場合はそのままライトを当てて目視で鼓膜をみれますがちょっと怪しかったり、はっきりしない場合には器具を使って観察します。
当院では鼓膜を観察する際にこのような硬性内視鏡を使用することがあります。
通常の耳鏡と違い長さがあるので多少の鼓膜を避けて奥まで到達するので鼓膜をきれいに観察することができます。
撮影した画像はそのままデータを保存しておくことができるので次回の診察の際に比較してみることができます。

持ち方にも少しコツがありましてピストルを持つような形で保持すると前後の動きもスムーズになるのでとても便利です。鼻の手術の内視鏡は左手で持つものですがこの内視鏡は右手で持ちます。
他にもちょっと口の中を撮影しておきたい場合や舌の状態を記録しておきたい場合にも簡単に撮影保存できるのでとても便利な器具です。

落とすとすぐに壊れるので扱いが大変なのが難点ですが診療の精度が上がるのであったら便利な器械です。