伝染性膿痂疹(とびひ)
Contagious impetigo

伝染性膿痂疹(とびひ)

症状

体のあちこちにジュクジュクしたかさぶた、水ぶくれなどが出てきて、まわりにに次々と広がっていく皮膚の病気です。

原因

皮膚の表面へのバイ菌の感染が原因で、水ぶくれをつくる黄色ブドウ球菌、かさぶたをつくる溶血性レンサ球菌とに分かれますがほとんどが黄色ブドウ球菌です。小児に多く発症し鼻かぜ、湿疹や虫刺され、けがなどから始まることがあります。

治療と予防

・バイ菌の飲み薬とぬり薬で治療します。
搔きこわして広がっていくことが多いので、かゆみや炎症を抑えるステロイド外用薬を一緒に使用することもあります。
・飲み薬に対して抵抗力をもつMRSAという菌がついていると治りにくくなります。
・皮膚を清潔にする、湿疹をきちんと治す、爪を短く切っておく、手をよく洗うなどして予防しましょう。