多形紅斑
Polymorphic erythema

多形紅斑

症状

輪っかのような赤い発疹が手、前腕、肘、膝などを中心に、また場合により全身にできる疾患です。若い女性から中年女性に多い疾患です。重症化すると水疱、粘膜の症状、発熱や関節痛などの全身症状がみられます。

原因

単純疱疹、溶連菌、マイコプラズマ肺炎などの感染症に伴って出現することがありますが、原因不明なものもあります。

治療と予防

・ステロイドが基本で、軽症では外用薬、重症では内服や点滴をします。病因が特定できればその治療を行います。
・病因解明こそが予防となります。

一言アドバイス

薬疹の一型として多形紅斑型を呈することがあり、常に原因として考える必要があります。