睡眠時無呼吸症候群・いびき

睡眠時無呼吸症候群・いびき

夜間呼吸が止まってしまう状態を睡眠時無呼吸といいます。
いびきをかく、熟睡感がない、起床時に頭が痛い、少し太り気味、睡眠障害がある・・・
そんな方は睡眠時無呼吸症候群の可能性が考えられます。
日中の眠気、集中力低下などの症状をきたします。高血圧、不整脈や脳梗塞、生活習慣病と関連しており、適切な治療が必要となることがあります。
お子様の場合には体の成長・集中力の欠如・学力の低下にも大きく影響しますので注意が必要です。
検査・治療ともに保険適応です。
3割負担の患者様の場合は検査は3,000円くらいです。

原因

  • 鼻づまり
  • 舌が大きい
  • 扁桃が大きい
  • 顎が小さい

その他

  • 肥満
  • のどがせまい
  • ナルコレプシー

などが主な原因です。
これらは耳鼻咽喉科での診察で鼻とのどを詳しく観察することで診断できます。
細い内視鏡で鼻の中やのどの奥を観察すると、声帯の部分まで詳しく観察できます。

検査

実際に眠っているときの呼吸の状態を調べるために写真のような装置をつけて自宅で二晩眠ってもらい、夜間の無呼吸の状態を調べます。

データを回収してから、2週間程度で、検査結果についてのご説明をします。
ご来院いただき、睡眠時無呼吸症候群の程度や状況についてご説明しながら、質問のやりとりをして、状態をさらに詳しく分析します。
検査結果だけでなく、患者様の症状やライフスタイルを総合的に判断し、治療方針を決定します。

対象年齢

睡眠時無呼吸の検査は小学生以上から可能です。

当院での治療方針

  1. CPAP(シーパップ)
    鼻に装着したマスクから空気を送り込むことによって睡眠時の呼吸を整える治療。劇的に効果があります。
    睡眠時無呼吸のある方に第一におすすめしております。定期的な通院を行い観察します。
  2. マウスピース
    マウスピースは、軽症の方に有効です。
    静岡市内で睡眠時無呼吸に詳しい歯科の先生を紹介いたします。
    健康保険が適用です。
  3. 鼻のレーザー治療
    鼻にレーザーを当てることで鼻づまりを改善し鼻呼吸できるようにします。
    40分ほどで治療が終了します。
    詳しくはレーザー治療のページをご参照ください。
  4. 減量
    肥満が原因で無呼吸の症状がある場合は漢方薬などでやせ薬を処方いたします。
    合わせて運動療法を行います。
    CPAPと併用して行うとより効果的です。
  5. 手術治療
    扁桃が大きい場合にはまずCPAPでの治療を行います。
    CPAPで改善がない場合には手術をお勧めする場合がございます。
  6. ご自身だけでは睡眠障害があるのか判断が難しいと思われますので、まずはお気軽に当院へご相談ください。

    他院からの転院について

    CPAP導入中の患者様で引っ越しや勤務先の都合などで当院への転院を希望される患者様の受け入れも行っておりますのでお気軽にご相談ください。