梅毒
syphilis
梅毒
症状
第1期(感染後3週間)では、性器に硬い皮膚の膨らみやしこりができ、自然に潰瘍になります。痛みを伴わないリンパ節の腫れがそけい部などに生じます。
第2期(感染後数ヵ月)では、赤い斑が体幹に多発したり、厚い鱗屑をともなう赤い斑が手足にできたり、陰部などに平らなしこりができます。また、のどの奥が赤く腫れたり、食道や胃にも病変が起こることがあります。
原因
梅毒トレポーマによる感染症で、性交渉で感染します。
治療と予防
・治療では、ペニシリン系の抗菌薬を病期により4~12週間投与します。
・予防では、特定の相手との性交渉や避妊具の使用で防ぎます。
一言アドバイス
抗菌薬投与の効果で、発熱・悪寒、全身倦怠感、全身の皮疹、頭痛が出現することもあります。