児童発達支援施設ゆい
児童発達支援施設ゆい
当院を受診したお子様で集団生活になじめなかったり成長に不安があるようなお子様を当院の二階にある”児童発達支援施設ゆい”と協力しながらで療育を行っています。対象は未就学児となります。
現在通っている保育園、幼稚園と並行して通園する塾のような立ち位置の施設です。
2名から4名の小集団での療育を基本として、言葉の成長やコミュニケーション、協調性を育てるお手伝いをしております。
小児科診療との並行での療育
定期的にクリニックの小児科にも通院していただいて現在の状況をお母様からも聞きながら療育を進めていきたいと思います。
診察時間だけだとわからないことも療育を絡めることでより効果的な介入が期待できるのではないかと思います。
療育の方法は決まったものがあるわけではなくその子その子で違うものになります。正解がないからこそ試行錯誤を繰り返してくことが大切です。
児童発達支援施設ゆいとのカンファレンス
第三者とコミュニケーションが苦手なお子様も通所するうちにできることがどんどん増えたり楽しんでいる様子がわかるととてもうれしいものです。
児童発達支援施設ゆいの職員と当院の小児科医師、看護師、院長で定期的にカンファレンスを行いながら利用者のお子様についての情報共有を行いながらどのような療育を行っていくのか方針を決めています。
いろんな視点からアプローチしてオーダーメイドの療育を行っていくことを目標としています。
療育を利用することのへの抵抗がある保護者さんへ
実際に児童発達支援施設で療育を受けるにあたって医師の診察を受けてから診断書が必要となります。
診断書が出されるということは病名が付いてしまうということですので抵抗を感じられる方が多数だと思います。
この抵抗を感じる心の動きというのは当然だと思います。
また、この抵抗感を完全になくすというのは難しいものだとも考えています。
いろいろな感情、考えがあるかと思いますが
だた一つ確実に言えることは
できるだけ早期に適切な療育の介入を行うことで、お子様の本来持っている能力を存分に発揮できるようになる可能性がある
ということです。
療育の現場がお子様にとって安心、安全で楽しめる場所になるように療育を提供し、スタッフみんなでお子様の成長を保護者さんと一緒に喜んでいきたいと考えています。
ゆいの利用方法
未就学のお子様で成長や発達、コミュニケーションなどに心配のあるお子さんで静岡市の方は市役所の福祉事務所の担当窓口を訪問して利用の手引きと申請書、診断書の用紙をもらってください。
その用紙を持参し小児科を受診していただき、意見書を記入してもらいます。
診断書の記入に関しては小児科であればどちらの小児科医院でも構いませんが、診察に時間を要するため事前に電話で確認したほうが良いです。
もちろん当院の小児科でも対応しています。
書類が作成できたら市役所に提出しください。
その後受給者証が交付されたのち通所できるようになります。
受給者証の申請から発行まではおよそ1か月程度お時間を要しますので、その期間は体験入所などを通して利用前の準備をしていくことになります。
申請のお手伝いも可能ですので手続き等がよくわからないような場合は診察の際に医師や職員にお伝えください。