伝染性単核球症

伝染性単核球症

症状

EBウイルスの感染により、発熱、リンパ節腫脹、のどの痛み(咽頭・扁桃炎)がでる病気です。肝臓やひ臓が腫れたり、黄疸(肝機能障害)やからだにブツブツがでたり、まぶたがはれたりすることがあります。
まれに髄膜炎や顔面神経麻痺けいれんなどの神経症状をきたすことがあります。

ほとんどの人は3歳までに知らないうちにEBウイルスにかかっています。
大人になってから初めて感染すると伝染性単核球症を発症します。

治療

ウイルス感染なので、抗生剤は効きません。抗生剤で発疹が出ることもあります。
熱やのどの痛みには熱さましや痛み止めの薬で対応します。安静に過ごすことでほとんどは自然によくなります。熱は1週間以上続くこともあり水分が十分にとれない場合入院になることもあります。

注意すること

一般的に予後は良好ですが、頭痛が続く、ふらふらする、力が入らないなどの症状が出た場合は病院を受診してください。
脾臓がはれている場合は、症状がなくなっていても、1か月ほどは体をぶつけるような激しい運動は中止しましょう。(まれに、脾臓の破裂をおこすことがあります。)