ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナはコクサッキーウィルスが原因となり夏に流行する感染症で乳幼児に多く見られます。

症状

口の中に水ぶくれのような発疹がみられます。
咽頭の口蓋垂(いわゆるのどちんこ)周辺に水ぶくれを作ります。数個から十数個ぶつぶつと点在する口内炎が見られます、
突然の発熱で始まり口の中の口内炎に伴い食欲低下、喉の痛みなどを呈するようになります。

感染

感染力は発疹出現の前後二日間が強くなります。
口から飛沫感染、うんちから接触感染することもあります。
大人でも感染することがあります。
特におむつ交換時には十分な注意が必要です。交換後は手洗いをしっかりしましょう
ウィルスは咽頭から1週間、うんちからは1ヵ月間排出されます。

治療

ヘルパンギーナは一般に自然治癒する予後の良い病気であり治療は主に対症療法となります。ただし新生児期の髄膜炎、脳炎、脳症、麻痺性疾患、心筋炎などは重篤です。
特におむつ交換時には十分な注意が必要で交換後は手洗いをしっかりしましょう。
軽症なもので数日の経過で治癒しますが水分や食事摂取の不良や高熱のため入院加療を必要とすることがあります。
熱性痙攣を起こす頻度も高くヘルパンギーナの経過中に熱性痙攣をきたすことも多いので要注意です。