顔面神経麻痺

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺は
・ベル麻痺
・ハント症候群
・脳の障害や腫瘍などによる麻痺
に分かれます。
ここでは耳鼻咽喉科領域のベル麻痺とハント症候群についての内容を掲載させていただきます

症状

顔の筋肉を動かす顔面神経がしびれて顔の動きが悪くなる病気です
口の動きが悪くなると口から水がこぼれるなどの症状が出ることがあります
目の周りの筋肉の動きが悪化するとまばたきができなくなり目が乾燥します
麻痺の範囲によって味覚が低下することがあります
ハント症候群の場合は上記に加え耳の周囲に痛みを伴う発疹がみられる耳性帯状疱疹が特徴です
難聴やめまいを同時に発症する場合があり、めまいは難治性のことが多く要注意です

検査

顔の動きの状況を点数にして評価します。40点満点で10点未満の場合は重症と判断します
耳の小さい骨の反射を確認して神経のダメージの広がりを確認します
神経のダメージを測定する検査もあります

治療

ステロイド剤の内服、抗ヘルペス薬の内服、目の角膜保護のため点眼薬、眼軟膏を使用します
治療開始してからも数日は麻痺が進行することがありますが正常な治療の経過ですので心配しないでください
麻痺の程度が重症の場合は入院加療や顔面神経の圧迫を開放する顔面神経開放手術をすることがあります
手術は発症してから2週間以内が最も有効とされています
ベル麻痺の場合は自然治癒率は70%とされています。特に治療しなくても7割の人が治るということです。
一方ハント症候群の場合は自然治癒率が30%とされていて、治療しないと治りづらいということになります。ハント症候群の方が重症となりますので早期の診断が極めて重要です