静岡市の花粉症

静岡市の花粉症

花粉症専用サイトを開設しました。こちらをご参照ください。
静岡は全国的に見ても花粉が多い地域です。特に他県から引っ越して来られた方で花粉症が発症することが多く鼻がグズグズするようでしたら一度ご相談ください。当院ではスギ花粉症に対する舌下免疫療法を行っていますのでこちらもご参照ください。

花粉症の治療は花粉が飛び始める2週間前から開始すると効果的です。

症状

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙、のどの違和感、耳のかゆみなどです。
鼻の炎症がつよくなると鼻血が出ることもあります。

原因

植物から飛散する花粉がアレルギーの原因となって発症するアレルギー性鼻炎です。
スギ   (1月~4月)
ヒノキ  (3月~5月)
カモガヤ (5月~7月)
ヨモギ   (9月~10月)
ブタクサ (9月~11月)
などで、最近では黄砂やPM2.5が花粉と混ざることで、より被害が大きくなっている傾向があります。

診断

鼻水を綿棒で採取し検査することでアレルギーによる鼻炎と感染による鼻炎とを見分けることが出来ます。お子様からお年寄り痛みもほとんどなく調べられるのでとてもお勧めです。
また、どのようなアレルギー物質に対しアレルギーがあるのかを血液検査で調べる方法があります。

治療

アレルギー性鼻炎の治療と同じく、投薬やお鼻への薬の吸入を行いながら症状の改善をおこなう治療が中心です。
処方するお薬には大きく分けて下記の4種類があげられます。
患者様の 症状に合わせて処方いたします。

  1. 飲み薬
    • かゆみ、くしゃみ、鼻水を抑えるタイプ
    • 鼻づまりを抑えるタイプ

    車やバイクなどを運転される方には眠気が出づらい薬をお勧めしています。

  2. 点鼻薬
    鼻に直接噴霧します。全身作用がほとんど無いので副作用を気にすることなく使用できます。妊娠している方にも処方します。市販の点鼻薬は一時的に症状を改善させることがありますが使用を続けると萎縮性鼻炎という病気を引き起こすことがありますので医師が処方した点鼻薬を使用することをお勧めします。
  3. 点眼薬
    目のかゆみがある方には点眼薬を処方いたします。
    コンタクトレンズを使用している方はお伝えください。
  4. 漢方薬
    西洋薬が体質に合わない場合や患者様のご希望に合わせて漢方薬を処方いたします。妊娠中にも内服できます。
    即効性があります。初めから漢方薬を希望される方は問診票にご記入ください。もしくは診察の際に医師にお伝えください。

また、毎年飲んでいて効果がある薬がございましたら同じものを処方いたしますので問診票にご記入ください。

お願い

アレルギーの薬はいろいろな強さ・効果のものがあります。
最初に処方したお薬が合わなければ、他の薬を提案致しますのでお知らせ下さい。
例えば

  • 薬を飲んだら眠くなってしまった。
  • 鼻水が止まらない、くしゃみが止まらない。
  • 鼻づまりがひどい。
  • 薬が効かない。

などがあるかと思います。
薬が効かない時には自己中断なさらずに医師にご相談ください。
患者様の体に合う薬に出会って頂くことが、この病気とうまく付き合っていく為の最善の方法です。ご自身にあったお薬が見つかるまで粘り強く治療をしていきましょう。