手足口病
Hand, foot and mouth disease
Medical guide診療案内
手足口病は夏に流行する感染症で乳幼児に多く見られます。
日本における手足口病の流行は毎年初夏から秋にかけて見られます。
手足口病は1957年ニュージーランドで初めて報告され、その後世界各地で流行が見られていおり数年ごとに流行のピークが見られています。
今年の夏は静岡でも大流行しています。
4歳くらいまでのお子さんに多く見られる感染症です。
症状
手や足、口の中に水ぶくれのような発疹がみられます。
発疹ができる場所
発熱は高くても38度程度で熱が出ないこともあります。
必ずしも手足口の症状が揃って見られるわけではなありません。
のどの痛みによって食欲の低下がみられることがあります。
まれに合併症として心筋炎、肺炎、無菌性髄膜炎がありますので注意しましょう。
感染
感染力は発疹出現の前後二日間が強くなります。
口から飛沫感染、うんちや手足の水ぶくれのぐちゅぐちゅから接触感染することもあります。
大人でも感染することがあります。
特におむつ交換時には十分な注意が必要です。交換後は手洗いをしっかりしましょう
ウィルスは咽頭から1週間、うんちからは1ヵ月間排出されます。
治療
通常は軽症で自然に治る病気です。水分補給に注意する以外は特別な治療を行わなくても回復します。
治療は主に対症療法となります。対症療法として発熱に対し解熱剤、口内炎に対して軟膏を用いることがあります。発疹に対する治療は不要です。
原因となるウィルスは複数あるため2回以上かかることもあります。
主な原因ウィルスは年ごとに違っています。