舌が痛い ひりひりする

舌が痛い ひりひりする

舌がやけどをしたようにヒリヒリして痛くなります。
これは「舌痛症」(ぜっつうしょう)と呼ばれており、舌の表面は外見上、異常がないのが特徴です。ここ数年、病院を訪れる患者さんが増えています。

症状

原因はまだはっきりしません。人によっては入れ歯や歯列矯正具が口に合わず、物理的な刺激によって痛みが出たり、歯の治療に用いる金属のアレルギーが原因になっていることもあります。味覚変化を伴っている場合には、血液中の亜鉛欠乏が一因となっている場合もあります。更年期の女性に多いことから、ホルモンのアンバランスや自律神経の変調なども関係があるようです。
舌に細菌や真菌(カビ)がつくことで炎症を起こすことがあります。

検査

まずは舌にばい菌がついていないか検査を行います。綿棒のようなもので舌をこすり検査します。結果が出るまで1週間程度かかります。
唾液の量を計測し唾液が基準より少ない場合はシェーグレン症候群という病気の可能性がありますので血液検査を行います。
貧血や亜鉛欠乏を疑う場合は血液検査を行います。

治療

まず舌の炎症を抑える治療を行いますので塗り薬やうがい薬を処方いたします。真菌(カビ)が原因の時はカビに効くお薬を処方します。
貧血や亜鉛欠乏があれば内服薬を処方します。
ビタミンB12が欠乏している場合はビタミン剤を処方します。
その他、漢方薬もかなり効果がありますので症状に合わせて適切なお薬を処方いたします。