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静岡市ではインフルエンザは流行しておりません。

こんにちは静岡市駿河区にある耳鼻咽喉科・皮膚科・小児科ほんまファミリークリニックです。

今年も残すところあと1週間程度となりました。
感染症の流行にともない年末年始の個人的な予定を変更することになったりで少しバタバタしています。

先日医師会からのファックスが届きました。
11月に静岡市の発熱外来を受診した患者さんのうちインフルエンザの患者さんがたったの1名だったとのことです。
例年だと次から次にインフルエンザの患者さんが来院されこちらもてんてこ舞いになっているところですが今年は発熱の患者さんがほとんど見られません。
インフルエンザの予防接種を皆さん早期に終えられているため集団免疫が機能しているのか、手指消毒の徹底により感染拡大が抑えられているのか、風邪をひいたらすぐ休む世の中になったからなのか、色んな要因が考えられますがインフルエンザの流行がみられないのは何よりです。

インフルエンザの治療薬は以前からよく使われているタミフル、吸入薬のリレンザ、イナビル、点滴薬のラピアクタ、数年前に発売された一回の内服ですむゾフルーザなどあります。

個人的にはゾフルーザが一回の内服で治療が済むので好きなのですが、値段がタミフルに比べるとやや高いというのと耐性ウイルスの可能性などが注意するところです。
いずれの抗インフルエンザウイルス薬も病気の期間を24時間程度短縮するという働きがあります。
血中の濃度の半減期がタミフルだと6時間程度、ゾフルーザは90時間程度のため毎日薬を飲むのが大変な患者さんにはゾフルーザの方がいいのではないかと思います。
吸入薬のリレンザ、イナビル点滴のラピアクタもありますがいずれも効果に大きな差はないためあとは好みに合わせて使用するのがいいのではないでしょうか。